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崖っぷちの転職活動

長年続けているものが何もない特技ゼロのワタシが転職活動でアピールしたこと

投稿日:2020年3月16日 更新日:

自慢ではありませんが、ワタシには特技がありません。
履歴書の特技の欄に書くことに困ってしまいます。
趣味と呼べるようなものも特にありません。
長年続けているスポーツなどもありません。
当然、何かの大会で入賞したりなんてしたこともありません。

そんなワタシが転職をする際に一番困ったのは、長年続けているのものが何もないということでした。

逆に長年何も続けているものがないから転職活動をしているとも言えそうです。

そう考えると、転職活動をしている人たちは、ワタシと同じように長年続けているものが何もないふつうの人たちなのではないかと思い当たるのです。

つまり、何も特技のないものたちが面接に押しかけてくるわけなので、何も特技のない者たち同士での戦いという風に、面接をする側からは見えるのかもしれまえん。

そのように考えたうえで、さてワタシの特技は何だろうか、転職活動でアピールできることはなんだろうか、と自分の職務経歴を振り返りながら考える作業を転職活動中には毎日繰り返していたのです。

自分の職歴を振り返ってみる

ワタシの経歴はこちらのプロフィールにも記載しています。
33歳での転職活動が一番ハードで崖っぷちでした。
この時は気が変になるくらい追い込まれて目の前が真っ暗な日々でした。

  • 新卒で入社するも営業に向いておらず退職
  • 資格試験を目指して一念発起するも、何年挑戦しても不合格
  • アルバイトではそろそろまずいと思いつつ、転職を繰り返す
  • 33歳にもなっているのに特別な技能もゼロ

そんなワタシの経歴を客観的に一言で表すならば、仕事も長続きしないダメなヤツでしょう。

今思い出しても、胃がキューっと痛くなります。

そんなワタシが崖っぷちの転職活動を始めるにあたって最初につまずいたのが職務経歴書に書き込むべき特技でした。

すごい人は転職を繰り返すたびにキャリアを積んで行くのでしょう。
何の特技もないふつうのワタシは転職を繰り返すたびにみじめになって行くのです。

ただ、年齢だけが増えていくのです。

特技はありません。しかし、

特技がないのは仕方がありません。
資格がないのもいまさらどうにもなりません。

特技があるなら転職を繰り返すはずもありません。
何か特別な資格があるならば転職など縁もないでしょう。

何にもないけど、むしろ、何にもないふつうの人の方が多いのではないか。
むしろ、ワタシはふつうなのです。

いや、すでにふつう以下なのかもしれないのですが、「これがふつうだわ」と気が付くと、少しだけ気が楽になったのです。

資格試験を目指して会社を辞めた時は、資格を取得してあんな風になりたいとかこんな風になるんだと考えていました。
それは、ありもしない資格を夢見て「上ばかり見ていた」のです。
夢見ることは悪いことではないのですが、転職活動をする時には夢のような話は何の役にも立ちません。

  • ふつうのワタシには何ができるのか
  • ふつうのワタシはこれまで何をしてきたのか
  • ふつうのワタシはこれから転職してどうしていきたいのか

そういったことを色々と考える日々を過ごしたのが33歳での転職活動でした。

ふつうびと
特技はありません。

まずそう言い切って自分を認めたあとに何を言うことができるのか。

ワタシの場合は、「学び続ける努力だけは続けてきました」と言い切ることにしたのです。

  • 新卒で入社するも営業に向いておらず退職
    ⇒ 向いていない営業職を5年も続けてその厳しい世界の中で対人折衝スキルを学びました。
  • 資格試験を目指して一念発起するも、何年挑戦しても不合格
    ⇒ 学生時代の不勉強を反省し3年間法律の勉強をしてその知識を学びました。
  • アルバイトではそろそろまずいと思いつつ、転職を繰り返す
    ⇒ 何度か転職活動をすることで、ひとつの職場を長く経験を積み上げ続けることの大切さを学びました。
  • 33歳にもなっているのに特別な技能もゼロ
    ⇒ 今となって何の特技もないことを反省しています。
    ⇒ 今後は仕事を通じて学び続け、仕事に活かせる特技を身につけていきたいです。

こんな風に自分の経歴を言い換えてみたのです。
そうすると、何となく最初にみたときの「仕事も長続きしないダメなヤツ」に比べて少しはマシに見えてきませんか?

実際は、何の特技もないふつうのワタシに変わりはないのです。

これは、「短所を長所に変える」という小手先の技術ではありません。
小手先ではきっとボロが出てしまうのではないかと思います。

職務経歴書を何度も何度も書き直していく中で、自分を見つめなおしていく作業が必要です。
その中で、自分自身が見つけて気が付く必要があるものだと思います。

特技はゼロで長年続けているものが何一つなかったとしても、「自分だけの経歴」は確かにあるのです。
特に崖っぷちの転職活動には、それをまず自分自身でみつける作業が大切だと思います。

「今後は仕事を通じて学び続け、仕事に活かせる特技を身につけていきたいです」と言い切ることができたのは、そのためだと思います。

転職したあとの後日談(その後どうしているのか)

33歳の転職活動で運よく縁に恵まれた会社には今でもお世話になっています。
もう十数年がたちます。
あの時長年続けているものが一つもなかったのに、今まで同じ会社で仕事を続けることができています。
感謝しかありません。

今勤めている会社には「資格取得奨励制度」があります。
その制度を利用して、入社以来数年間は毎年ひとつずつ新しい資格を取得してきました。
面接でも「学び続ける努力」をアピールしてしまったので、学び続けていることを実証してきたわけです。

毎年何かの取得をとっているので、今では名刺に書ききれないほどの資格を保有しています。
どれも業務に関連するものばかりです。

一度は目指した司法書士のような独立可能な難易度の高いものはさすがに取得できません。
ふつうのワタシにはふつうの資格しか取得できません。
しかし、どんなに簡単なものでも業務に関連する資格を取っていくことは自分自身の自信になるのです。

これは、苦しんだ崖っぷちの転職活動で分かったこととの反省です。

  • 長年続けているものが一つもない。
  • 何の特技もない。

苦しんだ転職活動の反省を活かして、あの時から取れる資格は何でも取ることにしたのです。

難しい資格はありません。
実務経験だけでとれるものもあります。
講習を受けると取れるものもあります。
実務経験がないと受験できないものもあります。
でも実際はふつうの資格ばかりなのです。

ただ、これらは仕事を続けているからこそ取る価値のあるものなのです。

崖っぷちの転職活動は、何にもなくて本当に苦しかったです。
あの時本当に苦しかったからこそ、
あの時本当に反省したからこそ、
あの時続けているものが何もなかったからこそ、
今では仕事を続けてきたことの証明としてたくさんの資格を持っているのです。

またいつか、再び転職をする機会がくるのかもしれません。
しかし、もし、また50代60代で転職することになったとしたら、今度はこれらの資格が「学び続ける努力だけは続けてきた」ことを証明してくれるのではないかと思っています。

 

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