米国株に挑戦して1年が経ちました。
挑戦と言っても買ってホールドするだけの単純な方法。
凄腕トレーダー諸氏のように売ったり買ったりするセンスなど持ち合わせていないことは自覚しているので、「買ってそのままホールドしたらどこまで増えるだろうか」という作戦。
というより、そもそも米国株の取引時間帯に起きていられないという方が大きい。
寝ている間なら、売買しようがないので、熟睡している間に株のことを気にしないでほったらかしにしたらどうなるかという作戦。
名付けて「死んだふり作戦」
その作戦を実施して1年が過ぎました。
結果はびっくり仰天!1年でなんと!2倍に増えました!
2倍ですよ!2倍!
もう信じられませんよ。
2020年は初心者向けのラッキー相場
2020年は「イランとアメリカの戦争開始か!」というような事件からはじまり、その後はコロナ一色。
それでも株は上がり続けるという、まさに「何もしない素人投資家」にとって最高の1年でした。
コロナショックが米国に及んで急落して慌てて売っしまった方々は大きな実現損に涙したことでしょう。
一方で、急落時に特に何もすることができず、下がる一方の株価を眺めているだけの素人ビギナー投資家は、その後のV字回復の恩恵を受けることになりました。
「何もしない」ことが最良の一年でした。
とても自分に投資の才能があるなどとは思えません。
そんな一年だったと思います。
ベテラン投資家の方には怒られそうですが、素人・初心者向けの相場展開だったのだと思います。
ただ単に「ラッキー」な一年、文字通りの「ビギナーズラックな一年」だったのです。
それはそれでありがたいことで、米国株に感謝しかありません。
個別銘柄の年間パフォーマンス
それぞれの銘柄のパフォーマンスを見ていきましょう。
年の初めに1年を振り返ってみることで、次の年に役立てることがきっとあるはずです。
ワタシも振り返りをしてみることで、多くのことを思い出しました。
お宝銘柄
お宝銘柄は2020年最初に購入した思い入れの強い銘柄です。
購入してからしばらくして短期間で2.5倍ほどになり米国株のすごさを感じました。
数回に分けて購入金額を増やしていますが、コロナショック以降元本割れの期間もあります。
元本割れしても、じっとホールドして握りしめています。
じっとしていただけと言えば聞こえはいいですが、実際はかなり動揺していました。
コロナの正体もハッキリ分からず先行きも見えず恐怖がココロを支配していました。
コロナの色々な情報を漁っていた時間の方が多かったかもしれません。
結局何もできないまま時間が過ぎたという感じでしたが、
なんとか、年末にはプラスで終えることができました。
投資資金が一番多いので、少しのプラスでも全体へのインパクトは大きめです。
年初来パフォーマンス:+46.57%
コロナ銘柄
コロナショックのころに購入したコロナ銘柄。
資金をあまり入れられなかったのは、先行きが疑心暗鬼だったから。
それでも春以降は順調に上昇し、一時は4.5倍ほどにまでなりました。
追加資金を入れていないのは、コロナ収束後にどうなるかさっぱり分からなかったからです。
短期的にな売買を繰り返すつもりはなく、資金も小さめなので、元本割れしても痛くはありません。
コロナもこの冬に再度流行しています。待望のワクチンはできているとはいえ、今後の先行きを判断するのは素人には無理です。そのため、このまま資金を追加せずに、じっとホールドです。
お宝銘柄の元本割れの時にコロナ銘柄がカバーしてくれたので、心の支えとして頼りになった恩もあるので、手放すことはないです。
年初来パフォーマンス:183.94%
注目銘柄
お盆に追加購入した注目銘柄は、注目されている業界の銘柄だけあって、急上昇しています。
購入したタイミングはすでにかなり上がりきっていて、ずいぶんと苦しいところで買っています。
典型的な飛びつき天井買いです。
そのため、すぐには上昇せず横ばいで元本割れの時期がしばらく続きます。
候補に上げた複数の銘柄の方が上がり始めるのが速かったりとヤキモキしましたが、銘柄選択の理由を書いたメモを何度も見直しながら、じっとホールドしていました。
この時もコロナ銘柄がグングン上昇していたので、そちらの含み益を頼りにして「ポートフォリオ・トータルではプラス」と言い聞かせていたことを思い出します。
一気に何銘柄も投資をするのではなく、含み益ができて余裕ができてから新しい銘柄を購入するのも、良いことかなと感じました。
含み益を実現利益として利益確定するのではなく、含み益をバックに追加投資ししていくのがワタシには合っているようです。
年初来パフォーマンス:146.91%
エコ銘柄
こちらもお盆に検討して購入したエコ銘柄です。
コロナと大統領選のニュースの裏で、オーストラリアやカリフォルニアの森林火災のニュースが頻繁に伝えられ、欧州でも環境問題に関する対応策が発表されるなど、環境問題に対するニュースが多くなっていました。
コロナ関連のニュースばかりに目が行く時期で、ワクチンの行方なども注目はされていました。しかし、ワクチンの成否は当時この段階では不透明でした。
「良く分からない医薬品業界よりは、コロナ後を見据えるのなら、ワタシにも分かりやすい環境問題の方がみんなも分かりやすいかもしれない」
そう考えて、環境対策に関係のある銘柄はどれかという視点でエコ銘柄を選択したのを思い出します。
ワタシは大統領は現職のトランプが再選するだろうと思っていましたが、接戦末バイデン勝利となったことはご存知の通りです。
やはりこの結果はサプライズだったようで、エコ銘柄が大統領選の前あたりから急騰し始めました。
その後はあれよあれよという間にグングン伸びて行ったのです。
バイデン勝利を予想していたわけもなかったので、完全にビギナーズラックのラッキーでした。
もう一つ良かったことは、米国株が簡単に2倍3倍になることを経験済みだったので、急騰に目がくらんで慌てて利益確定をすることがありませんでした。予想外にたまたま株価が急騰しても、「ああ、また含み益が増えたわ。今度は何を買おうかな」と落ち着いて次の銘柄探索に時間を使うことができるのでした。
年初来パフォーマンス:167.43%
ポートフォリオ全体について
ポートフォリオ全体の推移です。
コロナショックの3月あたりは元本割れをしていますが、その後は元本を割れることなく推移しています。
個別銘柄のパフォーマンスのところでも述べましたが、元本割れした銘柄を別の銘柄の含み益がカバーして、「ポートフォリオ全体としてプラス」という状態をキープできていることが良く分かるグラフになっていると思います。
また、このグラフを見て「高いところで利益確定をして安くなったら買う」ことが、いかに難しく「カミワザ」であるかも良く分かります。
このグラフのどこで売ってどこで買えば良いのでしょうか?
2月の高値で売って3月末に買い、10月の高値で売って11月初めに買うのでしょうか?
でも、そのようにして売買した売却利益に対しては20%の税金が2回も発生します。
2回も20%キャッシュアウトしてしまうなら、そのまま売らずにホールドしているポートフォリオと比べて単純にキャッシュアウトした40%の税金支払の分、劣っているのではないでしょうか?
ということは、そのままアホになって売らずにホールドしていた方が、ずっと有利なのだと思います。
ただ、これは結果論です。
最初にも書きましたが、今年はビギナーに有利な1年でした。
コロナショックで売らずに耐えていれば、そのあとずっと上がり続ける相場展開でした。
その相場に助けられたのだと思います。
でも、1年間の相場の中で経験した「含み益をバックに追加投資していく方法」は、もしかしたら、再現性がある勝利の方程式なのではないかと薄々感じています。
2021年はその点を少し深めてみたいなと思っています。
1年を通して上がったり下がったりしています。
毎日毎日一喜一憂してきましたが、買ったらそのままホールドしているだけでした。
それでも、ビギナーズラックで2倍以上になりました!
米国株よ、ありがとう!
感謝!感謝!
2021年も爆益をお願いします!