今年一番の注目の大統領選挙が終わりました。
まだトランプさんは逆転をするつもりでいるのかもしれませんが、ほぼ全員がバイデン政権の先行きを吟味していることでしょう。
今週の初めにはファイザーがコロナワクチンの途中経過を報告し、なんと90%以上の予防効果があるとのことで、市場は動揺しました。
コロナ銘柄をじっとホールドしているワタシもこのニュースには度肝を抜かれました。
ファイザーの発表が市場オープン前だったので、プレ市場で下がりまくる「コロナ銘柄」たちを眺めては、ただ茫然としていました。
あまりの急な展開に、いつかは来るワクチン成功のニュースにどう対処するべきか考えていなかったので、ただ下がりゆく株価の数字を眺めているだけでした。
結局、何もすることもできず「まあ含み益が減っただけ」「昨日利益確定しても20%税金を取られることを考えたらたいしことない」という妙な理屈で自分を落ち着かせて、眠りにつきました。
結果的にはリバウンドもあり、まあまあの下落でゲンナリはしましたが、含み益もそこそこ残っているので何とか大きな山は越えたかなという感じでした。
お盆に加えた銘柄たち
コロナ銘柄が大きく下げる一方で、大きく上げたのがお盆にポートフォリオに加えた銘柄たちでした。
まさに主役交代といった感じでいい具合にコロナ銘柄の下落をカバーしてくれました。
そのようなことを意図して買ったわけではないのですが、たまたまうまい具合にコロナに影響されにくい銘柄であったということなのでしょう。
お盆にぼんやり考えていたのは、「コロナ後の世界」であったことは間違いありませんが、こんなに急な展開は考えていませんでした。
コロナが終わるのも来年の夏くらいかなあとぼんやり思っていたので、「来年の今頃はどんな世界になるのか」とお盆に考えていたのでした。
一つのテーマは「エコ」でした。
大統領選挙中もカリフォルニアで大規模な森林火災があり地球環境の観点からも注目が集まりました。
大統領はバイデン優勢が伝えられていましたが、トランプ再選の可能性もありました。
しかし、どちらが大統領になろうと地球環境問題はこれから5年~10年先には主要なテーマになることは間違いなさそうなので、
その中心になりうる銘柄を色々と調べて、購入することにしました。
この分野にはたくさんの有望銘柄がありました。
どれもこれも魅力的なのですが、10銘柄に投資するほどの資金はありません。
色々と熟考を重ねひとつの銘柄に絞り込みました。
もう一つの銘柄は「今まさに注目されているテーマ」でした。
エコ銘柄が10年後の未来に投資する対象とするならば、注目銘柄は2~3年先の未来に投資したいと思いました。
テーマの分散と時間の分散のイメージでしょうか。
「ここから2~3年で急成長していくものは何だろう」と考えていきました。
日夜新聞を賑わし、自分自身も「買い替え」や「置き換え」をしていく、あるいはせざるを得ないものは何だろう。
そんな風にして思考を深めながら調べていきました。
この分野も魅力的な銘柄やテーマはドンドン出てきます。
候補も片手では収まらないほどでした。
その中からひとつに絞り込みました。
絞り込んだ後
絞り込んでいざ購入してみると、やっぱりあっちの方が良かったかなと思い始めます。
候補に上げたのに買わなかった別の銘柄の方が先に上昇したりします。
そうなると無性に乗り換えたくなったりもします。
でも、乗り換えた後に元の銘柄の方がもっと上がったりもするかもしれません。
そのたびに銘柄を入れ替えていたなら、手数料と税金で資金はドンドン目減りしていくばかりです。
ワタシは、購入するときにその銘柄を「何故買うのか」「なぜ他の銘柄ではダメなのか」をノートに書くようにしています。
そして浮気したくなるたびにそのメモを見直して、思い直すようにしているのです。
例えば、「注目銘柄」を買ったときはしばらく含み損の状態が続きました。
その時は自分の判断が間違っていたのではないかと疑心暗鬼になります。
そこをじっとホールドするためには、買う前にきちんと「買う理由」をはっきりさせておかないとなりません。
「エコ銘柄」の場合は自信が今一つだったのか、2回に分けて購入をしています。
結果的には、最初に全額投資していた方がリターンは大きくなっています。
なかなかできないのですが、やはり購入するときは一気に全額投入すべきだと思います。
そして、テーマごとに1つの銘柄に絞ることが大切かなと思います。
それぞれの銘柄のパフォーマンス
まず「エコ銘柄」の推移です。
購入した時点では小動きで元本割れもたびたび発生しています。
このあたりは他銘柄で含み益があると慌てずにじっくり「死んだふり作戦」ができます。
途中で取得価格が上がっていますが、追加購入しています。
こんなことなら最初から満額投入すべきだったと、いつも「あとから」思います。
「エコ銘柄」はまもなく2倍になりそうです。
ずいぶんと速く結果がでてきていますが、環境問題への対応を公約しているバイデン大統領に決まったことが大きいようです。
こちらは「注目銘柄」です。
購入したタイミングがどうも悪かったようで、しばらく元本割れの状態が続きます。
直近の高値を更新したばかりのころに購入したため、つらい日々が長く続きました。
しかし、米国株は高値を更新したあとも続伸していくのが日本株とは異なるところです。
きちんと市場が評価をしてくれて大きな買いが入ってくると再び高値を更新していきます。
「注目銘柄」のパフォーマンスです。
2~3年で成果がでるかとは思っていましたが、数ヶ月で2倍を超えました。
これまでワタシの心の支えだった「コロナ銘柄」は、きれいなヘッドアンドショルダーで下がっています。
ネックラインから下にほぼ下げたので、教科書どおりであればこのあたりで下げ止まっても良いはずです。
「エコ銘柄」と「注目銘柄」のおかげでなんとか主力をカバーしてくれています。
やはりポートフォリオって大事なんだなと思います。
だいぶ増えました。
感謝!感謝!