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崖っぷちの転職活動

ハローワークなどで転職先を検索するときのちょっとしたコツ

投稿日:2020年4月16日 更新日:

ワタシの崖っぷちの転職活動では失敗は許されませんでした。
すでに年齢も30歳を超えており、以前の転職活動時と比べても年齢制限で選べる会社や職種が少なくなっているように感じました。

だいぶ緩和されているとはいえ、やはり年齢の壁というのはありました。

即戦力を求める会社の場合は経験も必要になってきます。

ワタシはたいした職務経験もありませんでしたので、求人を検索するにあたっては年齢と経験で弾かざるを得ない求人が多くなり、不安ばかりが募ったことをいまでも思い出します。

ワタシの崖っぷちの転職活動ではハローワークを利用して就職相談コーナーの相談員を積極的に利用しました
当時の相談員は専任の担当者が一人ついて、履歴書の添削、職務経歴書の添削指導もしてくれました。
その間に、ワタシの希望にあった求人情報を相談員が探しておいてくれます。
ワタシが自宅で職務経歴書を書いていると、最新の求人情報を専属の相談員が送ってくれました。
当時はFAXで送ってくれました。
わざわざハローワークに足を運んで調べなくても良かったのです。

今はもっと進んでいると思います。
もちろん、自分で求人情報を探すことは必要です。
しかし、ハローワークの相談員のように第三者の目から自分のことを見てくれておすすめしてくれる求人情報にはとても意味があると思います。

第三者の目から見た求人情報の取得はぜひとも利用したい

ワタシは最新の求人情報サイトのことはあまり良く知りません。
ですが、たぶんハローワークの相談員と同じような仕組みを取り入れているところはあるだろうと想像します。

ハローワークの相談員は直接面談を行います。
その中で希望する業種などはもちろんのこと、これまでの職務経験なども聴取してくれます。
履歴書や職務経歴書の添削指導を通じて、実際の面接官の目で見るよう観察しながらに、面接官以上にワタシのことを知ってくれます。
何度も面談を重ねていく中で、ワタシの長所を発見してくれ、適した職種に導いてくれるのです。

当初ワタシは、「未経験で異業種」に就職することを希望していました。
会社を辞めて勉強に専念したものの資格試験に合格することができず道に迷ってしまったわけですが、新規一転ゼロからやり直そうと思っていたのです。
相談員はそうしたワタシの考えも尊重しつつ、職務経歴書が煮詰まってワタシの素性が分かってくると、未経験の異業種ではなく、これまでと同じ業界の異職種をすすめてくれました。

結果的にはそれが正解で最も早く転職先が決まりました。
しかし、全員が全員、同じ業界で転職先を探すのが良いのかは分かりません。
本当にその業界が合わなくて辞めざるを得なかった人もいるかもしれません。
つまり、ひとりひとりどのような経験をしてきたか分からないから、一律に機械的に同じアドバイスはできないからです。

そのため、もし転職サイトを利用するのであれば、きちんと面談を重ねて、自分自身を理解してくれる専属の担当が付くシステムをもった転職サイトを利用するのが良いと思います。

今の時代だとメール等のやり取りだけで終わっていそうな安易な転職システムばかりではないかと想像しますが、やはり何度も面談をして直接相談できるシステムがあるところを利用した方が良い結果に結びつくと思います。

しかも、ハローワークの相談員は無料なのです。

そして、その相談員が紹介してくれた求人情報の多くは、自宅から遠いところばかりでした。
しかし、ワタシは結局、相談員の薦めてくれた自宅から最も遠いところの会社に転職することになったのです。

これは、どういうことかというと、ワタシが一人で検索画面に向かって検索していたのでは見つけられなかった求人がある、という事実なのです。

求人募集を検索するにあたって、ワタシは自宅からなるべく近いところという点を条件の一つにしていました。
はっきりと決めていたわけではないのですが、自宅から通いやすいかという、転職するにあったては本来優先順位が低いはずのことを、条件に加えてしまっていたのです。

当然のことですが、東京都を中心に検索をしていれば、大阪の求人情報は目にとまることは決してありません。
そこまで極端ではなくても、「自宅から1時間の通勤時間が限度かな」となんとなく思っているだけで、自宅から75分かかる求人情報は、仮に目に留まったとしても心理的に候補から外してしまうことが起こるのです。

相談員が薦めてくれた求人情報は自宅から片道約90分でした。
自分では候補にさえ上がらないものでした。
しかし、ワタシのことを第三者の視点で見てくれていた相談員は「きっと良い会社だしあなたにピッタリのはずだから」と薦めてくれたのです。
「でも、自宅からだいぶ遠いですが…」というワタシに対して相談はこんな風に言いました。
「そんなこと受かってから考えましょう。転職してから引越ししたっていいんだし。」

そして今、ワタシはその会社にいるのです。

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